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第23回PCクラスタシンポジウムにて「SCSKにおける生成AIの取り組み」を講演
2023年12月7日(木)~8日(金)に第23回PCクラスタシンポジウム「HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)基盤技術と生成AI」が開催されました。本シンポジウムに当社の技術戦略本部長 福井が登壇し、SCSKにおける生成AIの取り組みについて講演しました。
本記事では当日の講演内容を紹介します。
イベント概要PCクラスタコンソーシアムは、PCクラスタ市場の育成を目指す共同事業体です。
AI CoEの設立とInsight Edgeとの協業によるAI Integration Lab.の設立でSCSKのAI事業を強化
SCSKは、自社事業における AI 適用、およびお客様向けの AI 導入支援を加速するため、「AI CoE(Center of Excellence)」と「SCSK AI Integration Lab.」を新たに設立しました。この取り組みは、2023年度下期より開始した中期経営計画の「技術ドリブン推進」に基づくものであり、お客様への価値提供を通じて蓄積された技術と、AI をはじめとしたSCSKグ
もっとみる日本語大規模言語モデルにおける知識グラフを活用した意味理解性能の向上~言語処理学会第29回年次大会 登壇レポート~
SCSKは2021年度より、東京工業大学の岡崎研究室と自然言語処理に関する共同研究を実施しており、その研究成果を2023年3月に開催された「言語処理学会第29回年次大会」にて発表しました。
本稿では研究成果の概要を紹介し、同学会での言語処理の有識者による「ChatGPT」に関するパネルディスカッションについても取り上げます。
言語処理学会とは言語処理学会は、言語処理分野の発展、応用技術の発展と普
XRのアプリケーション・プラットフォームと2D/3Dモデルデータに関する研究開発~XRのビジネス利用の展望~
現実空間とデジタル空間を融合する技術の総称であるXRは、2010年代にeスポーツやスマホゲーム、遊園地のアトラクションなど、主にエンターテイメント向けに利用されていました。しかし近年、XR周辺技術の進化や開発環境の整備により、「メタバース」と呼ばれるアバターを介したコミュニケーションをネットワーク上で可能にする仮想空間が登場しました。これにより、メタバースやその基盤となるXRに対する注目が、エンタ
もっとみる麻生英樹顧問「生成系 AI の進化、変わる知的生産」
生成系 AI の進化2022年の11月末に OpenAI が公開した ChatGPT の性能の高さが社会的に大きな話題になっています。自然言語処理の他にも、昨年夏以来、Stable Diffusion や Midjourney といった、文章からそれにあった画像や動画を生成する AI を始めとして、音楽を生成する AI、プログラムを生成する AI など、「生成系 AI(Generative AI